鹿畑とれとれクラブ

奈良県生駒市にある、鹿畑という美しい里山。代々受け継いできた田畑。休耕田にせずに大切に手入れをしながら自家用に生産してきたお野菜。しかし、自家用だけでは消費し切れず、余ってしまう。こんなに美味しいのに!露地野菜の美味しさを、多くの人に知って貰おうと、自分のところで食べている分をお分けする気持ちで、朝市をはじめました。

畑を休ませない。

そう、今「自給自足」などという雑誌までが刊行され、若い方たちの間で農が注目されいます。文部省も、地産地消に力を入れている。でも、鹿畑では、自分が食べるものを自分で作るのはあたりまえ。特別なことではないのです。

肉や魚以外のものは、ほぼ自家栽培でまかなわれています。米、豆、胡麻、葉野菜、根菜、果物、花___近所には、大きなショッピングモールもあるし、オーガニックマーケットもある。インターネットでなんでも取り寄せられる。

PIC00010鹿畑の田畑の多くは山間部の棚田で、平地で使われるような巨大な耕耘機も入らない。棚田を維持する土手の手入れも手がかかる。年に何度も草刈りが必要だし、田の形も様々。でも、代々受け継がれてきた美しい田畑は生きています。

六月、谷の奥では源氏蛍が飛び交い、七月、八月は平家蛍がふんわりと漂っています。この生態系がいつまでも変わらないことを、私たちも願っています。

競争して作る。

IMG_8190そうこうするうちに、「お前んとこの大根ええなぁ!」と、皆で競争して作るようにもなり、だんだんと扱う品種も多くなりました。種苗の交換、育て方の情報交換も盛んになり、一人の生産者のテーブルに、沢山の品種が並ぶことも。そうして、時には、苗代の方が売値を上回るなどという珍しい品種のものに挑戦する人もでてきました。大和野菜、西洋野菜、中国野菜と育てる品種は様々です。

生野菜だけでなく、時には切り干し大根や花木の苗、お餅なども出品されます。丁寧に干された切り干し大根はもどしやすく、炊き上がりも柔らかいだけでなく、透明感があって口当たりもいい。

そうして、どれも自分で食べて美味しいものだけを届けたい。

露地野菜の良さは?

露地栽培の野菜とは、ハウスなどで環境をコントロールせず、文字通り屋根の無い畑で栽培するものです。この露地栽培は、季節や天候__日照、降雨、風、霜、雪、時には霰!__などの条件に影響を受けるので、野菜本来の性質にあった時期にしか収穫ができず、収量も施設栽培ほど多くは作れません。いつも不揃いで、傷があり、何もかも計測するのが難しいから一般の流通にのせられない。けれど、美味しい野菜。揃っていることが大事じゃない。味、あるいは安全が大事なのに。

IMG_8191減農薬、無農薬で作ろうと思うと、手がかかります。勿論、利益なんてぜんぜん無い。そこまでして作る露地物の良さとはなんでしょうか?朝露が下りた野菜。嚼んだ時、口一杯に広がるダイナミックなテイスト。どの野菜も、甘みと旨みに溢れている。

丹精込めて作った露地野菜は、お日さんにたくさんあたり、そして夜の寒気にあたり、生命力にあふれています。味だけでなく、栄養価も高いのが特徴です。

季節が大事。

そうして___真冬に「トマト無いか?」と聞かれても「季節ではないから無い」と答える。それは対応できないからではないんです。美味しくないから作らない。わたしたちはあるべき野菜の姿から、その本来の味を知ってもらえたら何より嬉しいのです。

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